限界苦学生生存報告書

生きながら学費に焼かれ

医療機関で働く大学生だけど、もう俺は限界かもしれない

感染症指定医療機関の ER で働きながら大学に通っています。 わたしがいま置かれてる状況について 書きます。

 

仕事は月に180時間から200時間。 1回の勤務で何十人もの患者や、その家族とお会いする。 当然、流行が始まってからどこにも出かけられていない。 同居の家族以外との食事も禁止されている。 学生であり雇用保険に加入していないので、万が一感染して休業した時の保障がない。派遣だから賞与もないし手当もない。

 

大学はというと、開講が遅れて15回の授業が11回に減らされた。 それでも授業料は変わらない。施設は使えないけど施設維持費も 満額納めなければいけない。これまで大学の施設やサービスをフル活用して生活していたので、入構できなくなってから生活費がかさむようになった。 奨学金が拡充されたが 成績要件に引っかかって申し込めなかった。 学生支援緊急給付金は2回申し込んで2回落とされた。

 

そして来年は就活をしないといけない。 スーツも靴も鞄も持っていないのでこれから買い揃えないといけない。 就活期間中の収入減を補うためにお金を貯めないといけない。

 

時間、お金、体力、気力、学力、何もかもが足りなかった。 本を読んでも内容が頭に入ってこない。 頭が真っ白になって何も考えられなくなってしまう。課題がこなせなくて単位をボロボロ落としてしまった。 情けなくて死にたくなってくる。 そこに 後期もオンラインで講義を行う報せが入ってきて、膝から崩れ落ちそうになっている。限界かなと思う。

 

「講義は減らす、質も落ちる、学費は満額納めろ、奨学金はやらない、給付金も対象外だ、感染しても保障はないぞ、遊ぶな、飯は一人で食え、働け、金を貯めろ、業界研究と自己分析をしろ、SPIもあるぞ、住民税を納める季節だな!」これがいまの生活です。社会全体から死ねと言われているみたいだ。

 

1ヶ月後には 後期の授業が始まる。8月中に 身の振り方を決めなければいけない。今はとにかく休みたい。何もできないし何も考えられない。 疲れ果ててしまった。 

そろそろ休むので、高等教育が無償になった頃に起こしてください。